史実家康の短歌まとめ(『不尽の煙』より)
題名の通りです。後で自分も読み直したりするので直接こっちに。備忘録的な軽い感じでメモってるだけなんですが、誤字ってたら教えてください
フォロワーさんのご厚意で『随筆文学選集』第七巻からコピーしていただいたので、添え書きなどを確認されたい方はそちらをご検索ください。
・ひとゝせにたけ高くなる竹のこの千代をかさねむ君がみさをは
・みどりたつ松の葉どにこの君の千とせの數*1を契りてぞ見る
・幾千代もかぎりはあらじ我君の光りをうつすやまともろこし
・待かぬる花も色香をあらはしてさくやよし野の春雨のおと*2
・さく花を散らさじと思ふ見よしのはこゝろあるべき春の山可是*3
・花の色春より後もわすれめや水上とほき瀧のしらなみ*4
・年々の花のみきりよしの山うらやましくもすめる神垣*5
・君が代は千とせの春もよしの山花にちぎりはかぎりあらじな*6
(連歌はよく分からないので省略)
(扇に書いたっぽいのは表記が難しいので省略)
・松高き丸山寺のながれの井幾とせすめる秋の夜の月
・旅なれば雲のうへなる山こえて袖のしたにぞ月やどせる
・ものゝふの道の守りをたつか弓八幡の神に世をいのるかな
・つひにゆく道とはたれもしりながらこぞのさくらに色を待つゝ
※ここから下は「守重云俗書にのする處のもの採録にたらずといへども既に/御諱を侵したれば必是当時流伝せる處の淵源あるなるべし故に附存す」
・また敵へしかりをするときくらしく突て出むとこゝろえてせよ
・敵よせば大事ヽとこゝろえて合戰を胸にあてゝちかよれ
・*7のぼるとも雲にやどらじ夕雲雀つひには草の枕をやせむ*8
・鏡にはしらぬ翁のかげ見えてむかしの姿いづちゆきけ*9む
・つねにゆく道とはかねてしりながらこぞのさくらに風を待つゝ
・うれしやとふたゝびさめてひとねむりゆき世の夢はあかつきのそら
・さきにゆきあとに殘るもおなじことつれてゆくのを別れとぞおもふ